2000.7.8〜2000.7.10 台風3号の中、北海道の大雪山縦走に行ってきました 台風が近づき不安の中飛行場へ、10:15分発千歳行きのJASは予定より30分遅れる、 千歳より特急ライラックで旭川へ、旭川から快速きたみで上川に15:50に到着ここからバスで層雲峡温泉へ16:25に到着 夜台風の情報を聞きながら早めに眠りに着きます 翌日5時起床、外は雨です、ちょっと不安になりながらロープウエイで黒岳7合目に、大雪縦走に出発です 黒岳山頂は強い風と雲の中、黒岳石室を過ぎたところから風が強くなり引き返す登山者あり、 強風の中お鉢の尾根と雪渓を登り、10:30頃北鎮岳分岐にここで風が弱まり歩きやすくなる 中岳山頂を過ぎ中岳分岐で急に雲が晴れ台風一過の晴天となる、中岳温泉で昼のお弁当、 裾合平を過ぎ4時に朝日岳ロープウエイに到着 翌日は朝日岳温泉から旭川はバスがないためタクシーとなってしまった(散財12600) サッポロビール園でジンギスカンを食べて飛行機で予定通り18:30に広島空港に帰りました |
大雪山黒岳ロープウエイが6時から運転開始します 6時15分のロープウエイで5合目の黒岳駅に、ここでカッパに着替えます 台風3号が接近していますがまだ風はありません、でも小雨が降り続き視界はほとんどききません 黒岳ペアリフトに乗って7合目に到着、この付近まで観光客が雨の中登っていました ここから黒岳へと登山を開始します しばらくすると風が強くなり台風接近が感じられてきます まだ雪の残るかなりきつい登山道を約1時間20分で黒岳の山頂に到着します 朝早いのに登山者が15人ほどいました、1984mの黒岳の頂上は気温6度で雨と風でまったく視界はききません、しばらくガレキを下ると黒岳石堂に出ます このあたりは道がなだらかで疲れが取れます、しかしだんだんと風が強くなってきました 私達の前にベテランらしき4人組のパーティが先行していきます 御鉢平の尾根を歩いていくとやがて前方から下ってくるパーティが、この先尾根筋は風が強く小石が飛んでくるような状態だそうで引き返してきたとのこと 私達は先行のベテランらしきパーティが引き返していないので進んでみることに 引き返していたパーティの中から、進むのであれば一人の女性が一緒に連れて行って欲しいとお願いされ4人で雨の中を登っていきます やがて強くなった風の中、中岳ガレ場の手前の急な雪渓を慎重に登りガレ場の尾根に出るとすごい強風となってきました |
尾根は多分御鉢の展望台付近と思います、南側から(進行方向の左側)、強風が吹きつけてきます 台風は大雪山の南側の海上を通過してもう釧路沖に進んでいるはずです ということはこの尾根を越えて中岳の下りになれば風は弱まるはずです 本当に小石が飛んでくるような強風です、吹き飛ばされないように姿勢を低くしてガレ場を登っていくと、先行していたパーティイがしばし避難していました 私達も岩陰で少し休み風が弱まるのを待ちます やがて4人組のパーティが強風の中登っていきます しばらくして私達も中岳に向かって登山開始します ガレ場の左手は御鉢平への崖となっています、飛ばされないようにしっかりと登っていきますが、風が強くなるとしばし止まって用心しながら進みます ひやひやしながら尾根を登ってようやく北鎮岳の分かれにでます・・ここから急に風がやみました、雲ノ中を歩いて中岳の頂上に出ます 時間は10:30頃になっています |
中岳を過ぎた地点で空が少しずつ明るくなってきました これは一気に晴れそうですね、一息をつけることにちょっと大休止です 突然目の前が一気に雲が流れて旭岳が見え始めました とっても感動的な一瞬でした、しばし斜面でカメラを持ってその様子を撮影します・・・しばらく雲が上がっていく光景を見とれていました |
御鉢平の有毒温泉が見えてきます 中岳分岐に降りてきました ここから中岳温泉に降ります |
中岳分岐まで降りてくると空はすっかり晴れ上がり、先ほどの嵐がうそのようです 中岳分岐は間宮岳を経由して旭岳へ登るルートと中岳温泉と裾合平を経由して姿見平に向かうルートに分かれます ぜひ中岳温泉に行ってみたかったので降るルートを進みます 先ほどの4人組のパーティは旭岳に向かっていったようです この縦走ルートを進んだのは2組のパーティだけのようです 中岳温泉への降りの登山道です |
中岳温泉 中岳温泉に到着しました 時間は12:30ここで予定通り昼ご飯とします 層雲峡で前日購入したおにぎりを食べます 温泉は浅い川の中からお湯が湧いています・・これはいい湯ですよ 残念ながら女性が一緒なので、足湯で我慢しました 空はすっかり晴れ上がりとっても暑くなってきました カッパを脱いで軽装になります 約45分休憩して裾合平へと向かいます 中岳温泉の周りは荒々しい岩場です・・・湯船は浅く小さいですね |
中岳温泉を出発して黄金原を裾合平に向かいます まだ雪渓が各所に残っています、木道が造ってあり、湿原が各所にあります 旭岳が綺麗に見えてとってもご機嫌なコースです どうやら沼ノ平を経由して愛山渓温泉への分かれとなる裾合平に到着 ここで一緒に同行した女性と別れます 2名が遅れていましたので、TAMはここでしばらく休息します 私達は旭岳の裾野を姿見平へ向かいます ここから姿見平までの道のりは思ったほど楽ではありませんでした 高低差はほとんど無いのですが、雪渓と沢の横断が続き、疲れた体にこたえます 汗をかきながらひたすらに歩いていきます しばらくすると姿見平からの観光客と出会うようになりました もうすこしです |
ようやく旭岳j地獄谷の噴煙が見えてきました 姿見平はもうそこです チングルマの群生が迎えてくれます |
エゾコザクラ チングルマ 旭岳 姿見平に到着しました 周囲はお花畑がいっぱいです 旭岳には雲ひとつ無く、晴れ上がっています 疲れた体を引きずって旭岳ロープウエイの乗り場に向かいます ようやく大雪山縦走が終わりました 2000/07/08 層雲峡温泉 宿泊 湯元 銀泉閣 \40,770(3人) 2000/07/09 旭岳温泉 こまくさ荘 \40,110(3人) |