仙人温泉小屋から阿曾原、欅平へ縦走 |
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7/20仙人温泉小屋を6:30に出発、一の沢の雪渓を下り阿曾峠へ雨で苔むした岩場は滑りやすくかなり疲れる、 阿曾原温泉ではせっかくなので露天風呂にここで予定時間を使い果たし 黒部渓谷の水平道では雨の中ヘトヘトニなって欅平の最終電車に間に合わせるべく急ぎに急ぎます 欅平に到着したときは精も根も尽きました 黒薙温泉で何とかリカバー とってもハードだった縦走は終わりを告げます 立山・黒部・宇奈月の温浅ざんまいルート |
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6:35仙人温泉小屋を出発阿曾原温泉へ向かいます ここからは雪渓を下ると良いとの事 最初に出会う一の沢の雪渓を下り本流と合流して、右手からガレ場が迫っている場所から右手に登山道が見えるとの事、途中に旧登山道があるので迷わないようにとの注意を温泉小屋のオーナーから受けます さて小屋から少し歩くと沢の雪渓に出ます |
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沢と本流との合流点に出ますが、雪渓が崩れて大きく孔が開いています 右手を用心しながら通過します |
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7:00に本流の雪渓に合流 約20分で右手から大きなガレ場が現れます ガレ場を越えて向こうに登山道が見えます ここで阿曾原から登山道に標識をつけながら、登ってこられた山関係者と会いました 7:30に雪渓から山道に入ります |
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山道は下りですがなかなか阿曾原に着きません 苔むした石が多く、落ち葉も多いので雨にぬれてよく滑ります ようやく仙人温泉小屋から約2時間半かかり9:10頃に到着、途中で仙人池ヒュッテから6:30に出発した3人の登山者に追い抜かれてしまいました ちょっと思案しましたが、やはり阿曾原温泉に入浴していくことに これが後から大変なことになるとも知らず 小屋で入浴料¥300を払って河原の近くにある露天風呂に向かいます・・・女湯はありませんので、女性軍とは時間差で入ることにします 小屋から露天風呂まで10分以上かかります |
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いやあ、この時は極楽でしたね、露天風呂のお湯はすぐ横にある、灼熱のトンネルから引いてあります 無色透明です トンネルからは水蒸気が絶え間なく上がって、本当に中は灼熱です 女性軍と交代して、小屋でビールを一口 10:20阿曾原小屋を出発します 出発をしてしばらく行くと大きく雪渓が崩れて横断する場所がない沢に なんとか男性軍は通過できそうですが、女性軍はとても無理です 足を踏み外すと滝に落ちます |
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ザイルを対岸に張り一人一人滝の上を通過します 渡ったら崖を上がり、再びザイルで登山道まで登ります 今までお湯に入っていた為体が火照っていましたが、大きく口をあけた雪渓からの冷気と、恐怖とスリルにより肝が冷えました 余裕がなかったためビデオもカメラも良いアングルで撮ることができませんでした 時間もすっかり費やしてしまい、通過したのは10:40になろうとしています 右の写真はようやく通過してほっとしているところです まだ水平道への登りはまだこれからです |
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黒部渓谷下の廊下の水平道への登りは、体が重くつらい登りでした ようやく11:30ごろちょっと下りになります ここで欅平からの登山者と会います、出発時間を聞いたところ5:30に出発したとの事 ここまで6時間かかっています このままですと我々が欅平に着くのは17:30になることに トロッコの最終は17:25と調べていましたので、これでは昼の食事をする時間はありそうもありません 疲れた体に鞭ち打って先を急ぎます 水平道は徐々に道幅が狭くなり危険な箇所が多くなってきます |
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足を踏み外せは軽く数百mは落下します はるか下に黒部川が見えます いたるところに沢からの滝がありますがゆっくり見学する気もありません 沢を横断する場所は道が流され危険な場所の連続です 気が抜けません、滑ればすぐ楽になれそうです |
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12:45にようやく折尾谷に到着します 滝の下にトンネルがあるので沢は通過できますがその後の登山道がありません、雪渓で登山道はなくなっています、 大きく崩れている雪渓の先端から隣の雪渓に飛び移るしか方法がありません 恐る恐る崩れた雪渓を先端まで歩き1m程度まで接近している隣の雪渓に飛び移ります 崖を登ってようやく登山道に戻ります 13:00頃この折尾谷を通過 |
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折尾谷を過ぎてひたすら歩きます
やがて雨が降ってきました、次第に雨も強くなってきました 大太鼓の手前でアベックの登山者に会います、その人たちは欅平から3時間かかったそうです 今の時間は14:00です、到着は17:00になりそうです とっても危険な大太鼓の崖を通過しましたが今までに比べれば楽チンです 雨のためビデオは湿気で結露して映す事ができません カメラも雨のため撮影できず・・・というより写す余裕もありませんでした 次は大きく切れ込んだ志合谷です ここも滝の下にトンネルが掘ってあります、ここのトンネルは長く、下は水がたまっています ヘッドライトを出して暗くて長くうねっているトンネルを歩きます、出口は雪渓でほとんど埋まっていますが何人か通過していますので、 通れるようになっていました 雨の中、数えるのもいやなほど谷を通過します、奥鐘山が渓谷の反対側に大きくそびえています 蜆谷(しじみたに)の看板が、欅平まで3Kmと表示してあります 時間がありません、休憩もほどほどに一生懸命歩きます、16:40ようやく欅平に下りが始まる鉄塔に到着します 確か地図ではここから欅平までは30分のはずです |
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QPJ、TAM、RIEの3人は切符を購入するため先を急ぎます16:50下ったところに欅平まで30分の標識が これは後続は間に合わないと思いながら、急坂の坂を藪こぎをしながら下ります なかなか駅が近づきません、17:07欅平にと到着、後続のグループもがんばりました17:20に到着します 17:25には間に合ったのですが切符は満員で購入できず 17:46の臨時便に乗れることになりました ここで時間表を見てわかったのですが最終は16:07でした 精根尽き果ててしばらく階段に腰を降ろして何もしたくありません まあビールを購入してトロッコ電車に乗り込みます トロッコ電車で揺られて黒薙の駅に到着 ここから黒薙第二発電所に向かう作業用のトロッコ電車のトンネルの中を歩いて黒薙温泉旅館に行きます 駅から15分で旅館に着きます、到着時間は18:30です 部屋に案内されすぐ着替えて温泉にざっとお湯を浴びて19:00から遅い食事となりました |
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三日ぶりのまともな食事です このあとすぐお休みとなりました |
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朝、明るくなると河原の露天風呂に行ってきます ここから宇奈月は引き湯をしているそうです 風呂から帰ってまたしばらくうたた寝します 朝食は7:00からです 朝一番の宇奈月行きのトロッコ電車は10:16ですのでまだ時間はたっぷりあります また温泉に入り帰りの荷物を整理します 右の写真が黒薙温泉旅館です 黒薙の駅から宇奈月に、お土産を買い物して黒部ICへ向かいます ICの手間で昼食をして12:00に北陸道に入ります 広島には8:30に到着して解散しました まだまだ山の余韻が残っている縦走でした |
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AWL'sWorld Top 2003/07/20登山 作成 |