HHMさんと晩秋の久住登山に、今回は牧ノ戸峠から回ります 
 

11月になってようやく寒くなってきました
南の九州、くじゅう連山の縦走に、今回も参加はTAMとHHMの二人
11/17朝5:00集合の予定でしたが寝坊して6時前に廿日市を出発します
今回は久住の牧ノ戸峠から今まであまり登っていない連山を登る計画です

2006/11/17
牧ノ戸峠→沓掛山星生山→久住分れ→北千里浜→すがもり峠→三俣山(西峰、本峰、南峰)→ぼうがつる→法華院温泉
2006/11/18
法華院温泉→鉾立峠→白口岳中岳→石室→久住山→久住分れ→西千里浜→沓掛山→牧ノ戸峠

初日は快晴でしたが翌日はあられ交じりの雨になりちょっと残念でしたが、 登山客も少なくゆっくりと晩秋の久住山を楽しみました
今回、帰りに耶馬溪の峠にあった蕎麦饅頭のお土産が美味しく家族に好評でした
山の中になぜ蕎麦饅頭屋があるのか不思議です辺鄙な場所のもかかわらず、たいへん流行っているようです
  久住山はいつ来ても変化のある山々が連なっています
  火山があり、草原があり、岩山そして湿原と変化に富んでいますね
  また連山の中心地にある法華印温泉は硫黄泉のすばらしいお湯が涌いています
  梅雨の季節に満開になるミヤマキリシマで山が真っ赤になり
  すばらしいの一言です
  今までの登山記録
  1995/01/01山は雪でした 2001/06/15ミヤマキリシマ 2003/06/14雨の訓練登山
   

広島を6時前に出発、九重ICから九酔渓を過ぎた谷に大きな吊橋ができています、ちょっと寄り道と思ったのですが、朝早く休日でもないのに駐車場はいっぱい、吊橋は多くの人で行列、すぐ退散します・・・・10:20にやまなみハイウエイにある牧ノ戸峠に到着
支度して10:39に出発・・良く整備された登山道を沓掛山に向かいます

一気に最初のピークまで登ると遥か南に阿蘇連山が見えます、根子岳、中岳がはっきり望めます
振り向けばおだやかな頂きの涌蓋山が、ここから尾根を歩くと沓掛山のピークです
登山道には霜柱がたくさん、解けて黒い道はぬかるんできました、ピークから急な岩場を下りると、なだらかな尾根を扇ヶ鼻の分岐まで続きます
扇ヶ鼻分岐への緩やかな登山道は天気は良いのですがちょっとぬかるんでいます
途中でスパッツを装着して扇ヶ鼻の分岐に到着、目の前に星生山が広がり雄大ですね・・いつも久住は新鮮です
ここで監視員のひとから登山のチラシを受け取り、久住山登山道から分かれて、西千里にある池の横から一気に登ります
最初のピークを過ぎると緩やかな尾根を登り、目の前に蒸気を吹き上げる硫黄山が飛び込んできます、ここが星生山ですね、硫黄山の後ろには三俣山、右手には久住山と360度の展望が広がります
しばらくは緩やかな尾根を下りますが、しばらく急な岩場が続きます
眼下には久住分れの避難小屋が見えてきます、この小屋はバイオトイレがあります
 
12:36 星生山の下りから西千里浜を
12:37 久住別れが眼下に
13:32 硫黄山を左手に北千里浜に下ります
13:51 すがもりの分岐から北千里を
14:02 すがもり峠の登りから大船山を

久住分れで昼食にします
おにぎりとカップラーメンでお腹を満たしますが、ちょっと食べ過ぎのようです
歩きにくい北千里浜への急な岩場を下り、北千里浜を三俣山へ歩きます、大きなケルンが多くあり作られて、なかなか気分満点・・・ すがもり峠への分岐に13:50に到着
一気にすがもり峠の休憩所に到着、一休みして三俣山に登りましょう
三俣山は文字通り三つの峰があります、西峰〜本峰〜南峰と巡りましょう
本峰からは下に見える指山へ下る大鍋、小鍋の標識がありますがかなり険しそうです、三峰の中央は大きな窪みです、一度窪みまで下り再び南峰に登ります、途中に雨ヶ池に下る分岐の標識がありました
南峰からぼうがつるへ下る登山道を探します、標識はありませんね
一気に視界が下に広がり、ぼうがつると法華院温泉が見えました
14:35 三俣山の西峰山頂に

15:01 三俣山本峰
15:12 本峰から南峰へ
15:22 三俣山南峰
15:27 南峰からぼうがつると法華院温泉
南峰からぼうがつるへの下りはかなり厳しい登山道でした、一気に約450mの落差を急勾配で下ります
途中からは藪漕ぎのような道が、1時間下ってようやくぼうがつるに出ることができましたが、ここにも南峰への標識はありません
地図にも点線ですので一般的な登山道ではありません
夕闇が迫る頃、ようやく法華院温泉の山荘に到着、盆地になっている法華院はもう暗くなってきています
山荘にチェックイン料金は¥8500です、まずは温泉ですね・・・一晩中入れます、お湯は細かい湯の花が舞っています
生ビールで一息入れて部屋でちょっと片付け、18:00から夕食、今夜は我々を入れて8人が宿泊です
夕食後また温泉に入浴・・・温まりますね・・・部屋の廊下には大きな石油ヒータが燃えて夜も寒くありません・・・20:00にはもう熟睡・・・ 朝食は7:00からです・・・・・・ 6時から朝湯で目覚まし
法華院温泉は浄化槽も整備され快適なトイレが備え付けられています
山荘の隣が酒屋でお酒も安い
 


鉾立峠まで緩やかな登りが続き、白口岳は急な登りとなります、途中からはぼうがつるが綺麗に見えます、天候は曇りですが遠くは良く見渡しできます
ようやく山頂に到着、気温が下がって、休んでいると体が冷えて来ますので、すぐ歩き始めましょう、 稲星山の分岐付近で雨が降ってきました、やがてあられに変わります、中岳の分岐で雨具に着替えて雨の中、中岳に登ります

8:12 鉾立峠から白口岳への登り
後ろには立中山と大船山が
8:39 ぼうがつると平次岳 8:50 白口岳への登りは厳しい 9:10 ようやく白口岳に 9:40 中岳と白口コースとの分岐
中岳(1787m)は久住連山での最高峰です
雨の中登頂します、雲はまだ下がっていないので見晴らしは良いようです、休むまもなく天狗ヶ城への尾根に下り、途中から御池へ下り池の小屋(石室)に向かいます
石室は崩壊の危険がありと立ち入り禁止となっていました
雨は止みそうもありませんね、気温も下がってきました
池の上の尾根を通り、久住山の登りに、この付近は登山客が多くなってきましたが軽装な人も多くちょっと心配ですね
久住山山頂でパンとリンゴで軽く食事、冷えてきますね、雨も止みません、さて牧ノ戸峠に帰りましょう
登山道はぬかるんでドロドロ、歩きにくいですね
久住分れ11:32、沓掛山12:30、牧ノ戸峠12:45
やはり雨の中は嫌ですね
さあ温泉に・・・星生ホテルの山恵の湯に
大きな露天風呂で温まります
帰りは長者原から宝泉寺温泉に、ここで豊後牛の鉄板焼を食して、玖珠から耶馬渓を抜けて10号線中津、行橋からは新しくできた北九州空港への高速道路に乗って広島に帰ります
広島の廿日市には19:30到着