新緑が綺麗になった5月 AWLメンバーで安蔵寺山に登ります |
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さて、支度をして9:00から登山を開始します |
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【看板の説明文 |
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【安蔵寺山のブナ林 ブナはブナ科ブナ属の高落葉樹で、西中国山地の800mか〜1300mにかけて山頂部にブナ帯を形成しています、 安蔵寺山のブナ林は直径1m以上の大木も多く 、その原始的な林相は西中国山地の典型的な「ブナークロモジ群集」であり、きわめて貴重な極相林である ブナの極相林は、ブナをはじめミズナラ、アシオスギ、カエデ類、オオカメノキ、クロモジ、チマキザサ、オクノカンスゲ、ツルアジサイ、サルナシ等の高木、低木、草本類、つる植物といった多様な構成種による群集が特徴であり、正しく”ブナの森”といえる 豊かな生命を育むこの森は、古来、日本暮らしにも多くの恵みをもたらし、特に稲作文化を営々とささえて来た大事な”水神森” である・・・西中国山地にわずかに残されたブナ林を我々の”生命の森”として大切に保全していくことが今強く求められている】 |
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10:10寺屋敷跡に到着、ここの看板が下記の内容です 【昔ここには安蔵寺山の名前の由来となった安蔵寺というお寺があったと言われています、ところが大きな山崩れがあり、押し流されてしまいました、このときふもとの横道、安見家の前の川を仏さまが流れてきました、そこで「根性あるものなら上みい(上流へ)流れえ」と言ったところ、仏さまは上流に流れ出したので、拾い上げて祀りました その仏像は今も安見竹松さんの家と、川をはさんだ鎮蔵寺に祀ってあります、木彫りで荒削りの真っ黒にすすけた仏様です(高さ約20cm)です、900年以上前に作られたものといわれています また他にも、平安時に大陸から渡来した金の茶釜が埋まっているという言い伝え、大雪に閉ざされた安蔵寺で餓死寸前だったお坊さんが、鹿に化身したご本尊の観音様に、肉を分け与えられ生き延びたという「なれあい観音」 の話しなど、山岳仏教にちなんだ伝説が残っています この周辺に自生するコバイケ草(ユリ科)は高山の湿地に多く、毒草です、採取するのはやめましょう】 |
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新緑で眩しいブナ林の尾根を歩き10:20安蔵寺山の山頂に到着します ちょっと早いのですが一服してビールを半分ずつ乾杯し、 頂上で11:00までイカ天を肴に雑談です 徐々に登山客も増えてきましたので、さて腰を上げましょう 尾根を再び還ってさらに縦走して燕岳で昼食することにします ここから約2時間の行程になります 11:05記念写真を撮って出発 【安蔵寺について】 【西中国山地国定公園に位置し、島根県内では標高1263mで最高峰である 平安末期、人里はなれたこの山中で密教仏教を修行するため、修験場を設けていたと伝えられている、 山頂北側約50m下方に平坦凹地があり、現在も飲用できる山水が相当湧き出しているが、そこに「安蔵寺」があったと思われ、現在「寺屋敷跡」と呼ばれている 修験者達は峰づたい、谷づたいに「山岳回峰修行」を修め、途中の集落の民衆より施物を受け、伝説を種々残している また修験者達は、木仏像彫塑を礼拝していたと思われ、現在約800年経過の作と思われる木仏像が鎮蔵寺と安見松氏宅の2箇所に計4対保存されている 】 |
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ブナ林の尾根を奥谷口への折原峠(七村峠)に向かいます |
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12:45にようやく打原峠に到着、ここから胸突き八丁の急坂を一気に燕岳まで登ります 峠の祠にはお地蔵様が祀ってあります |
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さっそく遅い昼食、おこわと赤飯のアルファ米とカップラーメン、そしてビールと食べすぎでお腹がいっぱい |
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AWL'sWorld Top 2004/05/23登山 作成 |