雨の伯耆大山を鍵掛峠から駒鳥小屋を経由して象ヶ鼻に縦走します |
大山でのAWLの会合は参加者が少なかったた、山登りに変更 大山満喫コースにチャレンジします 昔のAWLのメンバーでしたペンションタンネのマスターによるガイドで雨の中出発です まあ皆さん健脚ぞろいの兵ですから大丈夫でしょう 大山剣ヶ峰登山 ペンション”たんね”のブログ |
翌朝は雨の音で目が覚めます 天気は回復する予報でしたが、寒気が抜けるのが遅れているようです 雨は強く本降りの様子・・・朝食をして8時に出発、大山寺で弁当を受け取り、車を1台置いて環状道路を鍵掛峠へ向かいます 鍵掛峠の登山口にはこのような天候にも関わらず多くの車が駐車しています 雨は少し小降りです、出発の支度をして鳥越峠に向かって登り始めます 緑のブナ林は気持ちが良いですね |
文殊堂からの合流地点付近から雨が強くなってきます 登山道は倒木が多く歩きにくい、途中でバードウォッチングの大勢のグループとすれ違います、駐車の車が多い理由がわかりました 登山道は林の中をゆっくりと登り、鳥越峠の手前で一気に登りつめます 登山地図では60分の工程ですが、75分で到着、この峠からは烏ヶ山と槍ヶ峰への分岐にもなっています 槍ヶ峰の尾根を抜ければ距離的には天狗ヶ峰はすぐですが、行き着けないかもしれません、見るだけでぞっとする痩せ尾根が続きます 駒鳥小屋へは急な下り坂です、ぬかるんで滑って歩きにくいですね |
雨の中、駒鳥小屋に到着 小屋の中で濡れた体を少し乾かして、昼には少し時間がありますが、ちょっとおにぎりをかじりビールを一杯 小屋の中はちょと暗いですね 11:00に小屋を出発、急な下り加勢蛇川の川原に下ります、渓流に沿って下れば地獄谷を抜けて大山滝にでます |
川原を登ると白い標識が見えますここから右手の振子沢に入ります、十字架の遭難碑のケルンが目印です 沢は狭く登りは少しずつ険しくなってきます ここの沢はウドの宝庫です 少し時期が遅いのかウドの大木が乱立しています |
振子沢の登山道は狭い沢に木が茂り歩きにくい、雨も降り続ける ひたすら滑らないように足元を見て歩き続ける、途中でウドを採取しているパーティと出会う 地図のコース時間は駒鳥小屋から150分の工程のようだ 沢が少しずつ狭くなり、雨で煙っているが稜線らしい山並みが見えてくると、登山道は尾根に向かって一気に急になってくる 手を使って滑らないように這い上がり続けると、ダイセンキャラボクが群生する尾根に出るが、 雨は小降りだがガスで視界はほとんど利かない ここから振子沢、野田ヶ山への分岐となる |
尾根から象ヶ鼻までも登山道は急で疲れます 12:30ようやく象ヶ鼻に到着、所要時間90分 象ヶ鼻で一息入れて、ユートピア小屋で食事をすることにします かなり標高もあるので少し体も冷えてきます ここからは大山の稜線が綺麗なはずですがガスで何も見えません 予報では昼ごろには天気は回復するとの事でしたが残念ですね |
象ヶ鼻からユートピア小屋まではすぐです、ちょっと下るとガスの中に小屋が見えてきます 小屋は先客のパーティで満員です、もう出発するとの事でしたので外で待ちますがなかなか全員が出るまで時間がかかりました 小屋の中で濡れた衣類を着替えて食事です 気温が下がってきたのか飲んだビールが利いたのか、寒くなってきました それでも1時間ほど中で休息します 雨は上がり天気が回復してきたようです 再び象ヶ鼻へ登り、天狗ヶ峰への尾根を歩き、途中の中砂すべりから上宝珠の砂すべりのルートに出ることにします |
稜線には花が多く咲いています、雨が上がり視界が少しずつ開けてきました 天狗ヶ峰への縦走は大変危険な登山道です、尾根は痩せてぼろぼろで足を踏んだ場所から右へ左に崩れていきます 今回は視界も悪く時間も無いので、途中から砂すべりで勝間ケルンの横に出ることにします 下ると急な斜面は一面お花畑です |
砂すべりで勝間ケルンの横にすぐ到着、ここから少しトラバースすると上宝珠越です、手前にちょっと危険な場所があるので注意して 上宝珠からは天狗ヶ峰への険しい稜線が見え始めます さてここから一気に下って元谷の砂すべりが始まります |
砂すべりは歩くと下の砂や瓦礫が一気に流れバランス良く足を運ぶと駆け下るようなスピードで進むことが出来ます 元谷の最初の堰堤まで続き下りの時間が大幅に短縮されます 皆、ご機嫌でうかれて下ります |
約10分ちょっとで砂すべりは終わり元谷の最初の堰堤に到着します 天気も回復し青空が見え始めます、振り返ると大山の屏風岩と別山が見え始めました ハードだった大山縦走もようやく終わりになりそうです 大堰堤から林道を歩き二俣、大神山神社と歩き、自然石では日本一の石畳を歩いて大山寺の駐車場に到着します 辛く苦しかったですがまた行きたくなるのはなぜでしょうか |
15:20に大山寺の駐車場に到着します 今回はまた”たんね”のマスターにはガイドをしていただき 大変お世話になりました 参加のVFK,QPJ、SDKさんお疲れ様でした さすがに皆さん健脚でハードなコースをいとも簡単に制覇されました この後、鍵掛峠に車を取りに行き、時間が無いので残念ながら 温泉はパスしてそのまま広島に帰ります |
2007/06/10 作成 |