宮之浦岳縦走 3-白谷雲水峡から縄文杉を経て新高塚小屋へ

2008_04_18_Yakushima095-1.jpgタクシーで宮之浦港から白谷雲水峡まで¥3000であった、バスで行きたかったのだが、ネットで屋久島交通のバスを調べると8:55着しかなく、少しでも早く登りたかったので利用しなかったが、実は8:20着のバスがあった、屋久島まつばんだ交通のバスである、しかしこのバス時刻はネットには掲載されていない、事前に電話で調べておく必要があるようだ、なんとなく最初から損をしたような気分で登山仕度をしていると、地図のケースが無い・・リュックのポケットからどこかで落としたらしい・・気を取り直して8:30に白谷雲水峡登山口から登山を開始する
Yakushima02Map.jpgしばらくは観光コースの遊歩道で、白谷山荘に到着、ちょっと陰気そうな小屋ですね、これから辻峠を登り楠川別れで安房森林鉄道のトロッコ電車の線路を歩いて大株歩道入口に向かう、軌道を長く歩くのはなんとなく疲れますね
大株歩道入口から登山道は本格的な登りとなり、ウイルソン株、夫婦杉、大王杉と通り過ぎ縄文杉に到着、日帰りで帰ってくるツアー客と多くすれ違う、縄文杉から上はだれも行き交う登山者はいなくなった・・・高塚小屋はやはり古くかなり狭い、新高塚小屋へ登るが、ここからが一番きつかった、もうかなり疲れていたこともあり、新高塚小屋に到着したときは、ヘロヘロでした・・・昼からの体力がない
2008_04_18_Yakushima018.jpg白谷雲水峡を8:30に出発、ここには8:30から開く売店と休息所、トイレがある、数人の登山者らしい人達がいたが、皆さんこの周囲のハイキング程度であるようですね・・・渓流に沿って登ってゆきます2008_04_18_Yakushima019-1.jpg
2008_04_18_Yakushima022.jpg2008_04_18_Yakushima024-1.jpg8:40にさつき吊橋を渡り山道らしくなってきた登山道を登ってゆくと、くぐり杉がある、ここまでくれば白谷小屋はすぐそばです
9:05くぐり杉
2008_04_18_Yakushima026.jpg2008_04_18_Yakushima030.jpg白谷小屋は登山道から25m入った場所にあります、全体に薄暗くちょっと陰気そうな小屋ですね、中をちょっと眺めて少し行くと七本杉(樹高:18m 胸高周囲8.3m 標高:850m)があります・・・更に登ってゆくと、宮崎駿がもののけ姫のモデルにしたという森があります、確かに木にその雰囲気はありますね
その雰囲気の森もすぐ終わって再び山道を辻峠に向かって登ります
白谷小屋 9:10
七台杉 9:13
もののけ姫の森 9:16
2008_04_18_Yakushima032.jpg
2008_04_18_Yakushima033.jpg2008_04_18_Yakushima037.jpg意外と早く9:42には辻峠に到着しました、ここから太鼓岩をめぐるコースが分岐していますが、わたしたちは峠を下ります、すぐ大きな岩の下をくぐってゆくと鹿の親子に出会います・・・10:15に楠川の分れに、ここからは荒川登山口からのトロッコ電車の線路が続いています、枕木の上には板が打ち付けてあるので歩きやすくなっています
2008_04_18_Yakushima042-1.jpg安房森林鉄道の線路の上を少しずつ登りながら歩いてゆきますと、作られたばかりの新しいトイレがあります、10:21三代杉を過ぎて、線路を約1時間ちょっと歩くと線路が終わり、大株歩道登山道の入口になります
時々夏の日差しが木の間から差し込んで気持ちの良い風が抜けてゆきます、森林浴を楽しみながら、単調な線路の道をひたすら歩きます
2008_04_18_Yakushima050.jpg
2008_04_18_Yakushima068.jpg2008_04_18_Yakushima071.jpg11:25にトロッコ電車の終点となる大株歩道登山口に、ここには多くの登山客が休んでいました、トイレをして水を補給してこれから急坂となる登山道を歩きますが・・

2008_04_18_Yakushima072.jpgTAMは水を入れすぎたためか急にペースが落ちてしまいました、バテバテでウィルソン株で大休止
ウィルソン株の中は祠になって、清水が流れています
2008_04_18_Yakushima088.jpg2008_04_18_Yakushima086.jpgここからアップダウンを繰り返しながら、だんだんと高度が上がっていきます、登山道は杉の部分は根を保護するために木道や階段が造られていて、歩き安いのですが、単調な階段はかなり疲れます
途中では日帰りで帰ってくるパーティが多くあります、皆ガイドの連れられて6人から15人くらいで下ってきます、ガイドさんから上の新高塚小屋は15人の団体が二つ入っているので、混んでいますよと忠告を受けます、13:30にようやく縄文杉に到着します、杉は大きな階段と歩廊で近づけないようになっています
2008_04_18_Yakushima094-1.jpg縄文杉の歩廊には最後のパーティ3人だけがいました、今の時間から荒川口まで戻るには4時間ぐらい必要ですので、つく頃には夕方になってしまいます、バスは遅い時間にはありませんので、自家用車かタクシーを呼ぶことになります
2008_04_18_Yakushima097.jpgわたしたちはしばらくここで休憩します、すぐ横には縄文杉からの水が豊富に流れています・・・ここからちょっとの登った場所に屋根のある休息所があります・・・・さて14:00に縄文杉を出発します、高塚小屋はすぐですね、14:04には到着しました、ブロック造りの思ったよりもずっと小さい小屋です、やはり新高塚小屋に行くことにします・・・しかし、これからの新高塚小屋までの1.7kmが辛かった・・屋久島の山は一気に登らずアップダウンを繰り返して、だんだんと登っていきますので、普通よりは落差は大きい・・おまけに朝から歩いて疲れていることもあり、ヨッシーとヘロヘロ、フラフラで登ってゆきます
2008_04_18_Yakushima102-1.jpg2008_04_18_Yakushima107-2.jpgこの付近からは石楠花が群生しています、登山道の横はすべて石楠花の林です、5月がシーズンだそうですが、綺麗でしょう
ようやく蕾がふくらみ始めています
2008_04_18_Yakushima110-1.jpg15:30ようやく新高塚小屋に到着しました、多くの人達が周りにいます 新高塚小屋は、話によると皇太子が登られるということで造られた小屋だそうですが、実際には訪問されなかったようです、外にはテント用の大きなデッキがあり、水場もすぐそばにあります 周りには鹿もウロウロしています
2008_04_18_Yakushima116.jpg小屋の中はもう満員です、2段になった宿泊のスペースは一杯のようなので、仕方なく真ん中の廊下部分に寝袋をセットします、ヨッシーは疲れたのでしばらく仮眠しています・・・その後登山者が少しずつ増えてきます、横には大阪から来た若い人が二人、話をしながら持ってきたお酒を飲みながら、山談義・・・日が暮れる前に食事をして、日が落ちたら寝ますが、ガサガサと動く人が多く何回も目が覚めます
幸いに、人が多いため小屋の中は暖かく暖房をしているようでした
まあ・・・周囲の人は私の鼾で眠れなかったでしょう、自分に鼾で目が覚めたくらいですから
疲れると、寝相は悪いし、鼾は大きいし・・・

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 宮之浦岳縦走 3-白谷雲水峡から縄文杉を経て新高塚小屋へ

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://awl-web.com/MovableT401/mt-tb.cgi/177

コメントする

月別集計

このブログ記事について

このページは、TAMが2008年4月18日 13:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「宮之浦岳縦走 2-種子島から屋久島に」です。

次のブログ記事は「宮之浦岳縦走 4-新高塚小屋から宮之浦岳へ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。