宮之浦岳縦走 5-宮之浦岳から淀川登山口へ

2008_04_19_Yakushima111-1.jpg宮之浦岳に8:00に登頂、栗尾岳(1867m)、翁岳(1860m)、安房岳(1847m)、投石岳(1830m)と1,800mクラスの山々の横をトラバースして、投石湿原から黒味岳(1831m)の裾野を回り込み花之江川湿原(10:13着)へ、ここでちょっと早い昼食をして、淀川小屋(12:15着)、淀川登山口(13:33)と下り、登山口からは舗装された林道を紀元杉のバス停まで歩き、14:38のバスで今晩の宿を予約してある安房に下ります・・・工程の地図は続きをクリック
写真は宮之浦岳を500m歩いて下り山頂を撮っています(8:23)
ここから花之江川まで3.3kmです
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2008_04_19_Yakushima094-2.jpg宮之浦岳の山頂に到着して振り返ると、目の前には永田岳の荒々しい山々が連なっています・・・しかし頂上は風が強く、汗で濡れている体では寒くなってきますので、すぐ下ることにします

宮之浦岳は九州及び中国地方における最高峰で1936mです
2008_04_19_Yakushima104-1.jpg宮之浦岳を下ると尾根は風がなく快適ですね、大きな岩が屋久笹の中から多く点在しています・・この風景は数年前に縦走した中央アルプスの空木岳に良く似ています
右の写真は割れた岩の中を通ります、遥か向こうに翁岳が見えます(8:15)
下の写真は、尾根から宮之浦岳を振り返っています(8:13)

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2008_04_19_Yakushima108-1.jpg栗尾岳(1867m)に8:20に到着、ここには岩のほこらがあります、栗尾岳から宮之浦岳を振り返ると、多くの岩があるのが良くわかりますね
栗尾岳はほとんど登る必要がありません・・・ここからは翁岳の稜線からはずれトラバースして下っていきます
下の写真は栗尾岳山頂
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2008_04_19_Yakushima117-1.jpg2008_04_19_Yakushima118-1.jpg栗尾岳から翁岳をトラバースして下っていくと、もう水場があります(8:38)
立て札には宮之浦への最後の水場となっています、しかし屋久島の水はどのでも綺麗ですね、ここも透明な冷たい水が豊富に落ちています・・・周辺は屋久笹と石楠花が続いています・・・ここからも更に登山道は下ってゆき、やがて大きな水の流れがあり、池ができています


2008_04_19_Yakushima121-1.jpg屋久島の縦走には水を心配する必要はありません、頂上付近でも水は至る所から流れ出ていますので、小さい水筒が一つあれば、ほとんど大丈夫でしょう・・・昨日は水を心配して、ポリ缶に多く水を入れて、リュックの重さで苦労してしまいました

右の写真は池のようになっている水場です(8:45)
2008_04_19_Yakushima127-1.jpg2008_04_19_Yakushima138-1.jpgトラバースしていく登山道の横には多くの岩が見えます、翁岳に登頂する細い登山道があるとのことであったが、標識も無く、私は確認できなかった

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9:17岩の上に遭難の碑が立ててある場所を通過します

9:26大きな杉であった思われる白骨化した立木がある、森林限界より上でありかなり厳しかったのであろう
2008_04_19_Yakushima139-1.jpg何回かアップダウンを繰り返し、投石岳を過ぎたあたりの大きな岩を下ると、投げ石湿原に出る、正面には黒味岳が見えてくる
宮之浦岳から連なる稜線にある、安房岳、投石岳の山頂への登山道は無いそうだ
この付近から、淀川登山口からの登山パーティと多くすれ違った

右の写真はロープで大岩を下る(9:28)
下の写真は投げ石湿原(9:40)

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2008_04_19_Yakushima151-1.jpg投石湿原からは急に谷へ落ち込んでいく、ロープにつかまり下っていくと、やがて森林地帯となり、大きく黒味岳を回りこむ、そして黒味岳の分岐となり、ここにリュックをデポして黒味岳をピストンする人も多い
右の写真は投げ石湿原からの下り(9:44)
下の写真は黒味岳分岐(10:02)

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2008_04_19_Yakushima163-2.jpg黒味岳分岐を過ぎると水の流れが多くなり、10:15花之江川の湿原に到着、広い湿原では鹿が多く見られた・・・・ここでは栗尾に下る道、高盤山から湯泊へ下り道、石塚小屋へ下り道、淀川小屋に下る道と分岐になっている・・・・木道があり、休息できるデッキもある、天気も良いのでここで昼食をすることにする、アルファ米の五目飯と卵スープを作り、缶詰を開ける・・・花之江川では助手を二人連れた有名な写真家が撮影をしていた・・しばらくすると山小屋で隣にいたお兄さんがやってきた、黒味岳をピストンしてきたそうだ、往復で1時間程度かかったそうだが、岩の上は風が強く上がるのは断念したそうです
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2008_04_19_Yakushima175-2.jpgしばらく花之江川でゆっくりして11:00に淀川小屋に向けて出発する、すぐ小花之江川湿原があり、ここから下りが続く、途中の展望所から高盤山の上にあるトウフ岩が見える
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右の写真は小花之江川(11:18)
右の写真は高盤山のトウフ岩(11:29)
2008_04_19_Yakushima184-1.jpg花之江川から淀川小屋までは、2.7km、なんとなく疲れた体に鞭打って森林の中を下ってゆきます、12:14ようやく淀川小屋への橋に到着、淀川は透き通るほど綺麗な水が豊富に流れています


下の写真は淀川にかかる橋
右の写真は橋の上から淀川の水の流れを撮っています

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2008_04_19_Yakushima190.jpg淀川小屋は新高塚小屋と同じくらいの広さで、程度も同じようですね、ここから、淀川登山口まで30分、紀元杉のバス停までは更に30分で、約時間で到着です
2008_04_19_Yakushima196.jpg さて13:00に淀川小屋を出発して、淀川登山口に13:33に到着、登山口には余り多くの車は駐車できません、路肩にも多く停めてありました
2008_04_19_Yakushima207-1.jpg淀川登山口から、舗装された林道を歩いて、紀元杉にあるバス停に14:01に到着、屋久島交通のバスは14:39発、まつばんだ交通のバスは15:53発です
14:39の屋久島交通のバスに乗り、途中、荒川三又路、ヤクスギランドを経由して安房に行きます
2008_04_19_Yakushima214-1.jpg バスの代金は¥960と高い、安房着は15:38ですので約1時間かかることになります、安房では民宿あんぼうに宿を予約していますのでチェックインしてから、同じく予約していたレンタカー(軽V2)で、尾之間温泉で汗を流し、湯泊温泉の露天風呂を巡ります
新高塚小屋で一緒だった、ISHIDAさんも温泉に行くということなので、レンタカーで御一緒に行きました
尾之間温泉も湯泊温泉も、なかなか良くて疲れた体に滲みました
19:00に民宿あんぼうに帰り、女将さんの手料理をいただき、早く寝てしまいます

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このページは、TAMが2008年4月19日 10:05に書いたブログ記事です。

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