ロデオキャンパーZiL化計画

  ロデオもはや10年経過、最新型のキャンピングカーに比べて設備や家具などが時代遅れとなり、なんとなく買い替えしたい気分に、 いろいろとキャンピングカーに試乗しましたが、
しかし予算に合ってロデオターボの動力性能に匹敵する車がない(スピードだけでなく、燃費も含んだ総合性能です)
現在ロデオは燃費はどんなところを走っても8.5Km/L〜9.5Km/L(軽油)ですし、 高速道路では法定速度を軽くオーバーして走行でき、高速道路の坂道でも80Km/hを下回ることがありません。
最近のAWLキャラバンは秘湯 や地元湯の温泉ざんまいが大きな目的ですので、林道やオフロードをJEEP顔負けで走破しています、 コンパクトな車体と、4WD&ローレンジは欠かせません。
現状の設備も3ウエイ87Lの大型冷蔵庫、FFガスヒーター、温水ボイラー、リアクーラー、バックカメラ、 110L給水タンク、100Lグレイタンク、大容量サブバッテリー等基本性能はまったく問題がありません・・・ちょっと年代ものになっていますが
やはり往年の名車は良く出来ています・・・大きさといい、動力性能といい、まだまだ現役で大丈夫です
車体は文句はありませんから、今回試乗した中で一番良い配置で設備と内装が非常に良かった に改造しましょう
突然2002年のゴールデンウィークを山形温泉ざんまいで楽しんだ次の週から内装の解体に着手・・・・ 内装もこの際思い切って豪華にしましょう・・・ZiLに負けないように 
最後に外装をカモフラ塗装して・・・・  さてさてどんなことになるやら
ロデオ改造日誌(2002/05〜2005/09)    
  キャビンモニターパネル 外装カモフラ塗装5 外装カモフラ塗装4 外装カモフラ塗装3 外装カモフラ塗装2 外装カモフラ塗装1
 ウレタン塗装計画 冷蔵庫 エントランスドア修理  ロデオの内装解体 内部軸組みの補強 断熱工事(ウレタン吹付)
リアエアユニット改造 床コルクで仕上げ アクリル窓の取付け 電動サンルーフ取付け 外部照明/バックカメラ ヘッドランプ交換
ダイノックシート張 壁クロス張 壁・天井仕上げ リアウィンドウの改造 リアTVシステム カーナビ
集中パネル/サブバッテリー キーレスエントリー(3箇所) パワーウインドウ レカロシート TV DVDシステム ロデオキャビンの照明
キッチン改造 サイドソファー リクライニングシート バンクベット改造 ダイネットテーブル 内装工事
キャリーボックス サイドオーニング ルーフファン エアーサスペンション スペアタイヤフロント移設 タイヤとホイール
2系統給水ポンプ 収納スペース LPガスFFヒーター ロデオフレーム変形修理 キャビンの天井 車戴パソコン(旧型)
改造コンセプト
AWLの旅行ではほとんど温泉地の横でP泊しますので今まで車載のトイレは使ったことがありません、撤去して狭かったキッチンのスペースにします
仲間でキャンプ旅行しますので最大6人が食事が出来て寝れるように、バンクベットの増設とリクライニングシートの設置、 キッチンの大幅な改造、そしてダイネットテーブルを大きくします、キャビンから外が良く見えて快適にドライブが出来るように窓を大きくし、 断熱のアクリル二重窓に変更、そしてスペアタイヤやサブバッテリーを移動してリアの荷重を軽減します・・・・ 欲しかった備品をこの際、皆装備してみましょう
ロデオ外装
カモフラ塗装

エアーカモフラ模様

ロデオZIL化最後の仕上げとなる外装カモフラ塗装です
3色のエアーカモフラ模様で塗装します
塗料は2液性のウレタン塗料と下地はウレタンプラフサで吹付け

さすがにウレタン塗装は艶といい、強度といいラッカー塗装とは比べ物になりませんね
ロデオカモフラ塗装計画  カモフラ塗装下地  プラフサ塗装
カモフラ仕上げ塗装  仕上げ研磨  カモフラ塗装完了
内装の解体
キャビンの補強
まず 内装をすべて撤去してWCとシャワーは今まで一度も使用したことがありませんので、 撤去して今まで狭かったキッチンを広くします
天井を補強して 梁を新設し今までより3cm天井高を上げます
床張替えと
断熱

内装を解体したキャビンの下地工事を実施します
キャビンの冷蔵庫下のフレームが変形しています、新しいフレームをシャーシーに取り付け補強します
床の合板も解体して床の合板(T=15)の張替とコルクで仕上げます
下地の合板の下に3mmの断熱ホームを敷いています、この仕様により床の断熱性能はかなり向上しています
床下には110Lの給水タンクがありますので、合板をビスで固定するには穴を開けないように注意が必要です
床の張替えは思いのほか大変です、FRPの床のレベルが悪く、なかなか合板のジョイント部が平滑になりません、4×8の大きな合板を使いましたが最初から大変でした

内装の
断熱工事

FRPと内装の間には今まで30mm程度のグラスウールが入っていますが20k程度の材料で場所によっては抜けていたり、 とても断熱が十分といえるなものではありませんでした
今回は冷蔵庫の断熱などに採用されている発砲ウレタンを吹き付けることにします
ウレタンは不燃発泡ウレタンを30〜40mm吹付けることにします
これで完璧な断熱とFRPの全体強度がかなり向上しました、 発砲ウレタンによる構造体の補強はレーシングカーなどでは閉鎖されたフレームなどに注入発砲させることでよく実施されている方法です
この断熱の効果は大きく、真夏でもあの特有なむっとするような輻射熱がありません、冷房が無くとも木陰のような感じです
しかし発泡したウレタンを削るには大変な労力がかかりました
外装の改造
キャビンの左右の窓は開口を大きくして重量の軽い断熱サッシュのアクリル2重窓に交換します、 ついでにリアの窓も大きいものに変更します

屋根に電動のサンルーフをつけます、屋根面の軸下地をさけて取り付けますが、 しっかりとセットしないと水漏れとなります
しばらくは水漏れが発生し、何回か取り付けなおします

外部照明
リアにハイマウントストップランプ、屋根面に車幅灯を前後に新設
リアホイールタイヤを照らすドッグライトを新設
後部窓は大きく改造しています
ダイネット
内装の配置は基本的にZiLと同じ配置にします、 しかしWCのスペースとリアエントランスの横にある収納家具は省略してダイネットを広くしています
またダイネットは6人が食事して団欒でき、
ダイネットはスライドリクライニングシート(L=1000)2脚配置します、
またサイドソファーを今までのL=1700からL=1950に大きくします
リクライニングスライドシートは縫製なしで購入して、シート製とバンクベットをベルギー製の生地で縫製 (ちょっと派手でしたかね)してもらいます・・・これが一番高かった
テーブルは大型(L=900 W=600)にして走行時はリアエントランスの横に固定できるようにします
キッチン
キッチンはL型に配置してとっても大きくします、AWLのキャンピングはすべて食事は自炊ですので料理スペースは絶対に必要です
キッチンもこの際、設計し直して大改造します
ガスレンジを大型でグリルつきに変更、また清水用のタンクを新設しておいしい飲み水が確保できるようにします
キッチンの家具はすべてシステムキッチンの金物で大きく使いやすくして、
厨房排気ファンを交換してルーフベント
をつけます(今まで良くフードで頭を打っていました)
バンクベット
バンクベット
はスライドして最大でL=1900 W=1850の大きさに設計
バンクベットをスライドして楽に3人が寝ることができる用に設計しました
スライドしたときの受けは窓側にブラケットを新設して足で受けます
キャビン
エアユニット

今までのリアの空調は冷蔵庫上部ので天井面にあり、音がかなりうるさく、暖房時には温風が頭の上から出てくるのは大変不快でした
また冷媒と水冷のホースの引き回しが長く効率が悪そうでしたので、今回 リアエアユニットをリアのシートの下に移動します
冷房時にはダクトで冷風を吊戸棚の下のレジスターから吹き出させます
これで冷蔵庫のうえに開いたスペースに、W=550 H=800のかなり大きな収納棚が新設できました
貯湯器式のボイラーは使用すりことがありませんでしたので撤去して、冷蔵庫を下げます
外部の開口部にはパッケージドアを新設します
内装、家具
天井と壁の下地は基本的に3mmの合板にシート生地を接着剤で袋貼りして取り付けます 天井は3mm合板下地にジャギー調のクロス出仕上
家具の扉はすべてメープルで外注しました、家具のフレームと側板は合板で組立てメープルのダイノックシートを貼り家具と同じ質感に

両サイドのカーテンは撤去してコンビロールカーテンユニットを取り付け、その他の窓はフィルムを貼って目隠しに
そサイドシートの下に収納スペースが取れます
電装関連

サブバッテリーと電源ユニットを中央のサイド収納このスペースに移動、これに従いメインのハーネスを切断して短縮します
今まで排気フードについていたコントロールパネルを前方にセットして6連スイッチパネルを追加しAVモニターもセットします

室内照明
照明は天井等に蛍光灯を2灯追加、テーブル上部の吊戸棚の下にハロゲンのスポットライトを2灯追加
冷蔵庫上部の収納棚の内部に照明器具追加、リアシートの下にスポットライトとシガー電源を追加
ポーチランプも新品に交換
TVDVD
ダイネットのTVは車戴パソコンのモニターと兼用の 14インチ液晶です、上下3段階、左右30度移動できます、モニターとDVDプレイヤーのAC100VをDC12V電源に改造
DVDドライブは外部に出してサイドシートに取り付け、5in1のサラウンドシステムを取り付けます
天井にフロントスピーカーとセンタースピーカーリアスピーカーを吊戸棚の下面に、ウーハーをサイドソファーに組み込み
車戴パソコン

車戴パソコンは本体にDC/ACコンバーターを組み込みました
当初はパソコンを使ってDVDを見れるようにしていましたがDVDプレイヤーを購入しました

DVDプレーヤーを購入してからパソコンはお蔵入り
フロントシート
カーナビ
その他備品

フロントシートをレカロシートに変更
シートフレームは製作が大変でした、型を何回か組んで合わせてシート位置を決めました
背もたれが前に倒れるので荷物の出し入れが大変便利になりました

DVDカーナビ、10連装CD、ターボメーターを装備しています


バックカメラ
キーレスエントリー


リアバックカメラを追加して2セットになりましたが、後から付けたのは安物だったためでしょうか、すぐ壊れてしまいました


パワーウインドウ集中ドアロックシステム、リアエントランスドア集中ロックシステム に組み込み、快適に運用が出来るようにしています
特に連動させたリアエントランスのキーレスロックは大変便利です
サスペンション
タイヤ、ホイール
エアサスペンション

ロデオのリアの加重は限度いっぱいですので極力軽くします、 そのためにリアのオーバーハングにあるスペアタイヤとサブバッテリーを移動しますそして リアのスペアタイヤをフロントに移動し
エアサスペンションをリア板バネに取り付してショックアブゾーバを交換
ホイールはアルミに交換、タイヤもあわせて交換します

ロデオの足回りは弱く唯一の大きな欠点です、今回リアの加重を軽減させ、ホイールをアルミの7.5Jオフセット-15の交換、 強化ショックアブゾーバとエアサスペンションを取り付けることにより何とかカーブと高速走行での安定性がよくなりました
これならなんとか許せる範囲ですね

★★★★★★★★ 今後の改造予定項目 ★★★★★★★★

★ロデオの電源を考えましょう デープサイクルバッテリー、サブバッテリー保護機能、充電電圧アップ
さてどんなことになるのやら
  










オリジナルロデオ資料ロデオのボディは2分割となっているそうです
ボディを下ろすことができれば
室内の天井高がロデオは不足しています
床が約20cm上がって水タンクがセットされていますので、この水タンクをシャーシーフレームの横に移動し、フロアを成型しているFRPを改造して、床が20cm下げられると、とってもGOODなのですが、ちょっと改造が大掛かりになりすぎますね〜
今回はあきらめましょう〜