宮島の岩船山へ縦走

岩船山から阿多田島を望む

岩船山から阿多田島を望む

宮島の岩船山への縦走路はなかなか厳しい
高陽町のお兄さんとご一緒の約束でしたが、体調を崩されたため、TAMとカイで行ってきました
この日までに予稿のアブストラクトを仕上げて、とりあえず送付
ちょっと、一段落したところで天気も良いし、山行きにはちょうど良いタイミングですね
宮島にはフェリーで渡り、大元公園から駒ヶ林へ登り、仁王門址、奥の院
ここから502mピークを経由して岩船山縦走路へ
岩船山まではやはり遠い、大元公園から4時間かかりました・・・岩船山で食事をしてから、GYCさんに連絡すると、御床浦までボートで迎えに来てくれるとのこと
御床浦まで下りますが、この登山路は踏み跡も確かでなく、テープのあまり多くありません・・・さんざん迷ってようやく海岸に到着
GYCのボートで多々良潟まで送っていただき、かなり楽をすることができました
しかし、疲れましたね

GYCさんのボートで・・カイはちょっと不安そう

GYCさんのボートで・・カイはちょっと不安そう

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岩船山から御床浦の海岸に出て、ここから大野のGYCさんに海上タクシーをしていただき、多々良潟まで送っていただきましたので、たいへん助かりました・・・感謝・感謝
さて、今回の山行きは久しぶりの岩船山縦走ですね・・・・・1997/05にHHMさんとご一緒して、岩船山からの下りで道が分からなくなり、再び登り直してかなり疲れたことが思い出されます・・・そのときの記録

9:22 大師堂

9:22 大師堂

大元公園には車が駐められそうな場所がなかったようなので、多々良潟に行く途中へ駐めて支度をして歩き始めます
8:38大元公園から駒ヶ林への登山道へ、平日で朝が早いので誰もいませんね・・・鹿はたくさんいますよ
しばらく行くと前峠山を越えて岩船縦走路へ合流する登山道の分岐がありますが、標識はありません
最初は緩やかな道が続きますが大師堂あたりから、階段となりかなり急な登りとなります

駒ヶ林の山頂

駒ヶ林の山頂

9:34 駒ヶ林の尾根から岩船山を

9:34 駒ヶ林の尾根から岩船山を

カイは鹿を追っかけていましたが、高い場所には鹿はいませんね
岩屋大師への分岐の標識があり、9:33すぐ駒ヶ林の峠に到着します
ここの峠からは、遙か先に岩船山が見えます・・まだまだかなりの距離があります

古戦場の説明文

古戦場の説明文

山岳地形の説明文

山岳地形の説明文

大野町を背景に

大野町を背景に

9:43に駒ヶ林の頂上に到着、大きな岩が広がって眺めの良い山頂です
天気がよいので爽快ですね
隣の山が宮島での最高峰、弥山で多くの人達が登っていますが、雰囲気はこの山頂が抜群によい・・・観光客もいないので静かです
ここで朝食を食べましょう・・おにぎりと卵焼きを食べて汗を拭いて少し休憩しましょう
駒ヶ林は古戦場のようで説明文の立て札があります
駒ヶ林から岩船山を望む

駒ヶ林から岩船山を望む

10:05 仁王門址 右は弥山へ

10:05 仁王門址 右は弥山へ

10:00になったので出発します駒ヶ林の頂上からこれから向かう岩船山を見て下ります
しばらく下ってゆくと10:05に仁王門址に到着、ここは大聖院からの登り登山道と弥山への登り、奥の院への下りと十字路になっています
奥の院へ下ってゆくと林道の終点に出ました

10:18 奥の院

10:18 奥の院

少し林道を歩いて、左手の登山道を行くと奥の院です
ここから502mピークに登ります・・・・・・標識などはありませんので地図を確認して登る必要があります
植林の林を登ってゆくと尾根に出ます
ここからは雑木や羊歯が多く歩きにくいですね
登山道はやがて急になって少し眺めが良い急坂を登り、再び林の中を歩きます

10:35 502mピークへの道

10:35 502mピークへの道

10:43 502mピークか

10:43 502mピークか

502mピークへの登山道は踏み跡もあまりはっきりしていません、標識もありませんので間違えないように
ピークの手前で分岐らしい場所がありますが、ピークはまだ先のようなので登ってみまると、大きな岩がありますが、案内看板はありません
どうもここがピークのよう、この先には道はないようです、知らない人は迷いそうですね

10:57 岩船山縦走路に合流

10:57 岩船山縦走路に合流

一度ピークから引き返して、岩船山縦走路への合流分岐へ下ります
この下りも雑木が多く踏み跡がはっきりしていない場所もありますので間違えないように

11:06 岩船山の三つのピークが見えて登りがきつそう

11:06 岩船山の三つのピークが見えて登りがきつそう

11:10 青海苔海岸への分岐

11:10 青海苔海岸への分岐

10:57にようやく岩船縦走路に合流します
ここからは歩きやすい登山道ですね、正面に岩船山を見ながら先峠山を右にトラバースして進みます
尾根道を下りやがて青海苔海岸への分岐を通過して、登山道は登りになり351mピークへと向かいます

駒ヶ林から大川越え

駒ヶ林から大川越え

11:21 青海苔海岸方面への眺めがよい

11:21 青海苔海岸方面への眺めがよい

11:23 351mピークか

11:23 351mピークか

ピークの手前には青海苔海岸側が見える岩場があり一息入れるのは良さそうな場所です
351mピークも何も標識はありません

11:36 カイが岩のテラスで

11:36 カイが岩のテラスで

11:47 大川越での標識

11:47 大川越での標識

しばらく下ると大野町側を望む岩のテラスがありますので少し休憩・・・ここから大川越えはすぐです
大川越えは青海苔海岸への下りと大川浦への下りが分岐しています
計画の時間では12:10頃を予定していましたので少し早めに到着しました
この分岐には標識があり時間が記入してあり、岩船山までは40分となっていましたが、疲れた私の足ではとても40分では行くことはできませんでした

大川越から岩船山そして御床浦へ

大川越から岩船山そして御床浦へ

12:04 官軍省の石柱

12:04 官軍省の石柱

12:31 キノコのような大岩

12:31 キノコのような大岩

ここからは岩船山に向かってきつい登りが続きます
緩やかになった尾根には海軍省の石柱があります、ここからまだまだピークが続き疲れますね
ようやく頂上かなと思うような場所の先にはまだ先にピークがあります、再び下ってまたピークへ、まだピークがあります
ピークには色々な大きな岩があって、岩船山の来たかなと勘違いします

12:34 大きな岩の間を抜けて

12:34 大きな岩の間を抜けて

12:38 岩船山

12:38 岩船山

ようやく12:38岩船山に到着、山頂は見晴らしは利きませんが、すぐ横にある岩場では海側に向かって展望が開け、素晴らしい眺めです
大川越からの登山時間は50分でした
お疲れのようなので仕方がないか
途中で岩が多い山頂のイメージは昔に登った時とかなり違いました
HHMさんと登った時はものすごく疲れてヘロヘロでしたが、今回はさほどではありません
やはり、登山は気分次第ですね・・・前は何となく登ったので決意が希薄でした

眺めの良い岩の横で食事

眺めの良い岩の横で食事

カイも休憩中

カイも休憩中

ワンタンを作ります

ワンタンを作ります

ここで昼食、おにぎりとトンカツと卵焼き、バーナーでワンタンを作って山にしてはなかなか豪華
ちょっと量が多いかなと思いましたが、完食
山の食事は美味しいですね
カイにもおにぎりとカツをお裾分け
食事が終わったところでGYCさんにTELします
海岸まで迎えに行くよとの返事に予定を変更してそのまま縦走して下の海岸まで下ることにします

計画では来た道を引き返し、大川越えから大川浦の海岸へ下る予定でした・・・・この下りは昔、道を間違えて引き返したコースですので慎重に下ります
テープに沿って歩いて行くと、いきなり道が無くなってしまいます、また間違えたようですね谷筋の急な道を登り返して、テープが確認できた場所まで戻ることに、谷筋へ下る道は間違いです・・・・一度下った場所を登り返すのはつらい、しかしそのまま下るととんでもないことになります
山で道に迷ったら尾根に登るのが鉄則のようです、安易に下ると薮こぎの連続で時間も体力も消耗します・・・・よく見ると右に道筋があるようです・・・尾根が右に回っていました・・・・しばらく歩くとピークがあり、このピークは御床山のようです
13:32 御床山から下った場所にある標識

13:32 御床山から下った場所にある標識

13:38 標識はあるのですが

13:38 標識はあるのですが

ここには右に行くように標識があります、2万5千の地図に出ている登山道とは違うルートですね、御床浦へ下るルートのようです
真っ直ぐ地図のコースもあるようですが、かなり怪しい
右手のコースを下ります時々標識がありテープもありますが肝心な場所でテープも標識もありませんので、初めての人はかなり要注意です
宮島の原生林は深いので道を間違えるとかなりやっかいなことになりそうです

13:40 眺めの良い岩の付近でも迷いました

13:40 眺めの良い岩の付近でも迷いました

13:54 胸の上までもある羊歯 本当に道なのか

13:54 胸の上までもある羊歯 本当に道なのか

TAMも途中で何回も道が分からなくなり、テープが確認できた場所まで戻り、そこからルートを色々探索してようやく見つけることができました
羊歯が多く踏み跡もほとんど確認できないような薮こぎに近いコースです
時間などに余裕がない時にはおすすめできないコースですね

13:57 ようやく標識が

13:57 ようやく標識が

14:11 周遊の道と合流した付近には石積みが

14:11 周遊の道と合流した付近には石積みが

ようやく下ると水音が聞こえて古い砂防堤が右手に見えて来ました
ここまで下ると何となく登山道らしい雰囲気になってきましたが、倒木も多く歩きにくい
やがて左手から宮島の海岸を周遊する登山道と合流しますが、テープだけが目印ですので間違えないように

14:14 海岸に出てきました

14:14 海岸に出てきました

14:17 干潮なので浜を歩きます

14:17 干潮なので浜を歩きます

ようやく海岸に出ることができました御床浦の干潟ですね・・・ここで、再びGYC山に電話入れると30分ほどで来るそうなので、潮が引いた海岸を歩いて御床浦にある神社を目指します

14:30 干潟には牡蠣の養殖用の棚が

14:30 干潟には牡蠣の養殖用の棚が

潮が引いた干潟を真っ直ぐ歩くので速いし、歩きやすい
山を歩くとかなりの大回りになるのとアップダウンがあるようです

14:22 御床浦にある神社

14:22 御床浦にある神社

14:40 GYC山のボートが到着

14:40 GYCさんのボートが到着

14:52 ボートで大元公園を目指します

14:52 ボートで大元公園を目指します

大川浦の手前でGYCさんのボートを確認、浜から乗り込みますが、カイが怖がって船に乗りません、担いで乗せて乗り込もうとした時、焦って海の中に転げてしまいました・・・・すっかり濡れてしまいますが、ケースに入れていたカメラは無事のようなので一安心

宮島の海岸を一気に大元公園を目指して・・・海岸を歩けば2時間以上はかかるコースをあっという間に多々良潟に到着
ここで下ろしてもらいましたが、実は勘違いをして一つ手前の浦に下りてしまいました
周遊の道路を大元公園に向かって歩き、15:17に道路に駐めていた車にようやく戻りました
車で濡れた衣類と下着を替えてフェリーで帰ります・・・GYCさんの海上タクシーのおかげでずいぶん早く帰る事が出来ました
しかし・・疲れましたね、足がいたい
でも天気も良く宮島を縦走できた満足感で一杯です
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1件のコメント

  1. お疲れ様でした。
    やはり一つ前の浦でしたか?すいませんでした。
    宮島の対岸に住みながら宮島の事を良く知りませんので・・・
    けっこうきつそうですが機会があればいつも見ている岩船山は
    登ってみたいです。

  2. GYCさんありがとうございました
    また、ぜひ宮島に登りましょう

  3. ねこざかな

    初めまして。「宮島Style」というHPに投稿しているうちに、宮島へしばしば歩きに行くようになりました。昨年は弥山への大元、大聖院、モミジ谷、多々良浜(~奥ノ院)コース。腰細浦、博奕尾~包が浦、広大実験所から1キロほど先まで(※倒木に阻まれ断念)を歩きました。
    そして、おもにキノコの写真を撮っています。そんな中、岩船山へ登る道や、島を1周できる道があることを知りました。
    今年は、弥山への多宝塔~駒ヶ林~奥ノ院~四の宮へ新たに挑戦しました。あと、博奕尾~弥山、海岸沿いを青海苔浦までを年内に歩いてみたいと思っています。
    観光エリアを過ぎると、めったに人に出会うことはありませんよね。小さな発見も、とても新鮮です。
    知らない道は行きませんが、一人歩きもまた良しです。根性なし経験なしの軟弱ものですが、道があれば歩いてみたくなるもの。ぜひ、岩船山や、1周コースも歩いてみたいです。≪決!
    このページを読ませていただき、あ、やっぱり歩く人いるんだと感動。その思いは増すます強くなりました。今度はどんな道を歩かれるのか、楽しみにしています。

    • ねこざかなさんこんいちわ
      宮島は思ったよりずーと山も深いし良いとこですね
      岩舟山は日帰りではちょっと厳しい工程ですが、良い山です
      道はちょっと荒れた場所がありますが、岩舟山までは大丈夫と思います
      岩舟山から海岸に下るルートは注意が必要です(迷います)
      また、報告してください

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