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ここは夏は朝6:00から入浴できる地域の温泉です
施設は清潔でよく手入れがされています
大きな露天風呂があり入浴客も少なくゆったりとお湯を楽しむことができました
国道からちょっと狭い路地を通っていかなくてはなりませんが駐車場も思ったより広くロデオキャンパーも停める事ができました
湯川に伝わる「河童の伝説」
昔、湯川村を流れる滝の湯川の「お洗場の淵」に、河童が何匹も住んでいた。其処へ、ある日、 よそから河童の一家が越してきたで転居祝いをすることになり、早速、野菜を盗んだりして「お祝い」の準備にかかったが、 大好物の牛や、馬の「尻の子」がなかなか獲れず、相談の結果、人間の「尻の子」を抜くことにした。
そんなある日、殿様の狩のお供をして「底山」に来た侍が、湯川に泊まり、夕食後便所に行くと、下から黒い変な物が出てきたので、 侍はそれをねじりとってしまった。そして、夜中に不思議な気配で目を覚ますと、座敷の隅から 「お侍さん、ごめんなして」と細い声が聞こえるので、行燈の明かりをつけると、口端の尖った、 目のぎょろりとした頭に皿のような物を乗せたへんてこな動物が、片方の手をフキの葉っぱにくるんで、 おでこを畳につけて「私は、お洗場の淵に棲む河童でございます。先ほどは本当に悪いことをしました」と河童は一生懸命にあやまり、 尻の子をとろうとしたわけを詳しく話した後で「もうこれっきりしないので、どうかその私の手を返してください。
河童は骨接ぎがうまいのですぐ元通りに接げます。返して下さればお礼に、 骨接ぎの仕方を教えします」と泣き泣きあやまる河童に、情け深い侍が手を返すと、河童はそれを、 あっという間にピタッとくっつけてしまった。それからは、滝の湯川に棲む河童は、野菜を盗んだり、 家畜や人間の「尻の子」をぬくことはなくなり、そればかりか、村人が朝起きてみると、時々軒下に魚が置いてあったりした。
そして、侍は城に帰ると河童に教えてもらった骨接ぎで、多くの人を救ったという。
「湯川むら」より・・・・・・【河童の湯に掲示したありました】
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