塗装技術は難しいですね、まず塗装の情報収集から始めたいと思います・・・・カモフラのデザインはミリタリー派のSEIさんに任せて、道具と塗料の勉強です
塗装は2液性のウレウレタン塗装とはタン塗装で、カモフラと塗装ですから素人でもごまかせるのでは?
今は自動車の塗装では「ウレタン塗装」が主流だそうです、今まで知りませんでした「ラッカー」とばかり思っていました
ウレタン塗装は「ベース(色)」「硬化剤(ハードナー)」「シンナー」の3つを混ぜて、化学反応によって硬化(乾燥)させ、硬化するとガソリンやシンナーでは侵されず、耐擦り傷性、耐候性、耐酸性、腐食防止性、艶など高い性能を持っているといわれていますが、乾燥時間が長く(一次乾燥に4~6時間)、硬化剤が毒性が強いので取り扱いは大変のようです
さて、初めて挑戦ですが、素人でうまくいくでしょうか
作業工程
キャンピングカーのシール剥がしと荒研ぎ 2004/02/29
■情報を収集して、材料を注文しました 2004/03/02
■追加の道具を購入 2004/03/06
■パテひろいをして荒研ぎを実施 2004/03/07
■下地空研ぎ、ウレタンプラフサ塗装 2004/03/14
■プラフサ塗装 仕上ベース塗装 2004/03/20
■カモフラ塗装が一応、完成 2004/03/21
■仕上げ塗装の研磨と手直し 2004/03/27~28
■手直し塗装が完了し、ロゴも貼り付けてとりあえず完成 2004/04/03~04
2004/02/28 下地の調整から開始します
1-リアの排気ファン口はFRPで塞いではいますが、仕上げをしていません・・この箇所をパテで修正、下地をよくペーパーサンダー#100で研磨します
2-グラスファイバー入りの2液性のパテを盛り付け、ちょっと硬化剤を入れすぎてしまいました・・盛り付け方がいかにも素人くさい
3-パテが硬化後、ペーパーサンダーで研磨し、厚付けのパテですのでまだ綺麗には研げません・・・不足している部分を再びパテを盛り付けます
4-もう1回研磨して今日はこれでおしまい、認識灯を取り付けて、元通りに、
明日は天気でしたらボディの研磨をします
■下地空研ぎ、パテひろい
- 汚れ落とし・・・洗剤使用による水洗い
- FRPでも通常塗膜への塗装ではプラスチックプライマーの必要はないようです
- 下地の調整をします、樹脂パーツパテを使用、完全乾燥後#400~のペーパーにて研摩します
- 脱脂・清掃・・・・シリコンオフで拭取りをします、残留しているWAX等の油分を シリコンオフで綺麗なウエスにて完全に拭き取り脱脂
- FRPの場合はSATシリコンオフが良いようです、水洗いはファイバーの目の中に水分が入ってしまうので、空研ぎします
- エアープローして乾燥させます
- パテ拾い~パテ研ぎ
2004/02/29 翌日の日曜日は予報は雨でしたが、朝には上がっていました・・ 朝SEIから電話があり、SDKに連絡して横川で作業をすることにします
リムーバーを使った後は良く水洗いをしておきます
後部にセットしていたキャリーボックスも取り外して処理をします
良く空研してウレタンプラフサを吹付ける下地つくりです・・ボディいにアクセントがなくなり、なんとなくしまりがなくなったようなロデオです
今日はシールを剥がしてボディの手が届く部分の空研で夕方になってしまいました・・続きは来週しましょう
■2004/03/06 塗装材料、吹付機材等を購入
ペイント館で注文した塗装材料が届きました・・・素早い対応ですね、すぐ届きました
購入材料 | 数量 | 金額 |
SATシリコンオフ 4L | 1 | 1800 |
LUCポリパテ 速乾 | 1 | 3810 |
AGコンビネーションフィラー | 1 | 950 |
JUSTウレタンプラサフ 4.4kg | 1 | 5490 |
自動車用上塗りPG80 N-9 4kgセット | 1 | 12800 |
自動車用上塗りPG80 N76-80H 1kgセット | 1 | 4900 |
自動車用上塗りPG80 N75-60P 1kgセット | 1 | 4900 |
自動車用上塗りPGシンナー 4L | 1 | 4900 |
スプレーガン W-100-132Gセット | 1 | 12850 |
テープ付ペーパーマスカー | 2 | 780 |
ペーパーフィルタースモール | 100 | 1550 |
洗浄シンナー | おまけ |
W-100-132Gセット メーカー名:アネスト岩田 /ノズル口径:1.3 /所要圧縮機 0.75~1.5kw
容量 重力式 カップ400ml セット¥12850 自動車塗装では標準品
計量カップを購入
防毒マスクを購入、硬化剤のイソシアネートは猛毒です
コンプレッサーはホームセンターでは1馬力で安いものは¥19800程度でありましたが、1馬力コンプレッサーですと、特にオールペンなど広い面積を施工する場合は空気があっというまになくなり、溜めて吹くの繰り返しになりますので 効率が悪いのと、すぐに乾く材料ですのでなじみがわるくなり、また空気圧とか量が少ないために微粒化不足、パワー不足でだれたりゆず肌になったりするそうです
適正空気量を保つには13万くらいするコンプレッサーを使用しないとだめで、特に低圧スプレーガンは空気消費量が多いのでなおのこと必要だそうです・・・ペイント館からのご指導です
これはちょっと予算オーバーすぎますね、とりあえずXZBさんから1.5HPのコンプレッサーを借りてプラフサを試験吹きしましたが・・・・・まったくだめです、空気満タンでも0.5m2も吹くことが出来ません・・・・次の満タンまでかなり待たなければなりませんでしたません
本吹きには3馬力のエンジン付きのコンプレッサーをレンタルしてきましょう
注文先はペイント館です、対応が早く、いろいろと塗装の仕方を教えていただきました
■2004/03/07 ボディの塗装を落とす
日曜日はTAM邸でロデオの塗装を研磨することにします
特にウエストラインの下をグリーン色にラッカー塗装していましたので、入念に研磨します
購入のランダムサンダーとペーパーサンダーで研磨しますがなかなか落ちませんね
この日曜は寒波の襲来で、とても寒く凍えてしまいます
ボディにパテ処理をしようと思っていたのですが、余りにも寒いので、途中で作業を中止して、 ホームセンターに出かけ、グラスファイバーー入りのパテとオービダルサンダーを購入、その後半兵衛温泉で温まることいします
今回は作業は余り進みませんでした
寒波も今週で終わり来週は暖かくなるといいのですが
■中塗り(プラサフ塗装)
- 全面ウレタンプラサフ塗装
プラサフはパテや塗装の段差を目立たなくし,FRPへの塗料の吸い込みによるムラを防ぎます、重ね塗りを行う場合は指触乾燥になってから塗り重ねます
パテ面及び素材が露出している面より広くプラサフ塗装(マスキングテープ上に塗装しハッキリ見切りを付けないように際は薄くぼかす)
塗装ガンのカップの中、或は用意したカップ内に下地(サフェーサー)70%シンナー30%位を入れる・・・2、3回塗る - 空研ぎ・・・・サーフェーサー塗装後、足付け(耐水ペーパー#400で研磨)を実施して、仕上が密着すようにします
- シリコンオフ拭き
- エアープローして乾燥
- スポットパテ拾い
■2004/03/14 暖かい絶好の作業日です 屋根のパテ処理と空研ぎ、下地プラフサ吹付
サンルーフのFRP補強部のパテ処理をします、グラスファイバーパテで大きな肉盛をして、研磨後、ポリパテで仕上げます
研磨後の下地はシリコンオフで清掃します
小さな傷や凹みをポリパテで処理をして、良くボディを空研ぎして、いよいよ屋根面をプラフサを吹き付けることにします
窓を養生テープでマスキングしましょう・・・ボディはすっかりのっぺらぼうに、空研ぎの後はエアーで埃を吹き飛ばして、シリコンオフでよく研磨面をふき取り、さていよいプラフサの調合を開始します
JUSTウレタンプラフサの調合を開始します
秤でプラフサ400gに硬化剤40gを計量して混ぜ合せます(10:1で調合)、ペーパフィルターで塗料を濾してスプレーガンのカップに入れ、440gでちょうどカップ一杯分になります、さっそくコンプレッサーに接続して吹付けを開始します・・・まず、屋根面でためし吹きですね
吹き付けのコンプレッサーは1HPのタイプを購入予定でしたが、ペイント館さんからのアドバイスでは、全然非力だそうなので、XZBさんから1.5HPのコンプレッサーを借りてきて今回試してみることにしましたが、・・・・ 結論、まったくエアー容量と供給が不足です
エアー満タンで吹付け開始で0.5m2ほど吹いたところでエアー不足となり、満タンになるまで10分も待たなければならないので、仕事になりません・・購入しなくて正解でした
でも今日は我慢して屋根面は吹き付けることにします、下地のプラフサですから何とか吹き付けられますが、仕上げ塗装ではまったくだめでしょう
3時ごろから吹き付けを開始しましたが、エアー不足でたびたび中止、ようやく終了したのはもう19:00ごろでした
これからスプレーガンをバラして洗浄用のシンナーで洗います
しかしコンプレッサーさえ能力があれば何とかなることが分かりました・・今回購入のプロ用のスプレーガンはさすがにすばらしく、塗装の腕がかなり上がったような気がしてきました・・心配したウレタンの乾燥時間も短く速乾でした
来週は天気がよければ土日で一気に仕上げ塗装をしたいと思います
さてそれには大きなコンプレッサーを手配しなければ、
レンタルで3HPのエンジン付きのタイプを調達しましょう