大山登山 大休峠から親指ピークを通りユートピアへ

ユートピア小屋から剣ヶ峰を望む

ユートピア小屋から剣ヶ峰を望む

5月はバタバタでどこにも山登りに行かないままです・・・久しぶりに高陽町のお兄さんと伯耆大山に行きます
今回は前日にペンション村にある友人のタンネさんのところで泊り、翌朝は川床から大休峠→野田ヶ山→親指ピーク→振子山→象ヶ鼻→ユートピア→上宝珠越え→砂すべり→元谷→大山寺と廻ります
あいにくと天気が悪く大山寺は雲の中でガスって視界不良でしたが、1000mを越えるとガスは晴れて曇り空ですが雨は免れました
大山の山頂も時々ガスに包まれましが見ることも出来ました
このコースはあまり登山者は多くないようで登山道はブッシュで歩きにくく、振子山の手前では登山道が崩落していてちょっと肝を冷やしました

大山登山マップ

大山登山マップ

5/29はようやくセミナーの原稿をもってJSAに提出・・だいぶ締め切りは遅れてしまいましたが、なんとか5月中に入稿して・・・その足で高陽町に行き、お兄さんのプリウスで大山に向かいます
ハイブリッドのプリウスですから経済運転で下道をゆっくりと走りましたが13:00に出発して16:10頃にはペンションタンネに到着、今晩は近くにある地ビールレストランで飲み放題
ペンションに帰ってまた談話室で宴会の続き・・・すっかり飲み過ぎて翌日は二日酔いです
ガスが一面にたれ込み霧雨が降って、なんとなく最悪ムードの山登りですが大山寺で予約しておいたお弁当を受け取って、川床に向かいます
川床には数台車が駐められますが・・・プリウスはサイドフレームを石で擦ってしまいました
登山客は他にもう一人、大休峠まで往復の予定出そうです

ガスでちょっと視界の悪い川床登山口から出発です

ガスでちょっと視界の悪い川床登山口から出発です

川床から大休峠~一向平までは中国自然遊歩道となっていて標識も良く整備されています
すぐ阿弥陀川の橋を渡って、ゆっくとと登ってゆきます・・・・二日酔いのTAMにはちょうど良いリハビリですね・・・1ヶ月登っていないので調子もいまいちですが
高陽町のお兄さんは昨日はよく寝れたそうで足取りも軽く快調のようですね

岩伏分れから石畳の遊歩道を歩いて行きます

岩伏分れから石畳の遊歩道を歩いて行きます

川床から大休峠までは約4kmで高度差は430mほど、登りはほとんど感じません
小雨は止んでガスが少しづつ晴れてきました、緑が鮮やかできれいな遊歩道を歩きます
ところどころ石畳がありますが濡れて滑るので歩きにくい

中国自然遊歩道

中国自然遊歩道

標識がしっかりと整備されて、目的場所までの距離が良くわかります
時々日がさすようになってきました

石畳の説明板

石畳の説明板

石畳は1600年頃に大山寺の信者によって寄進されたようです
この登山道は昔は参道でもあったようです・・・石畳の説明板があると、大休峠はもうすぐです

大休峠避難小屋

大休峠避難小屋

 

大休峠避難小屋

大休峠避難小屋

川床から約1時間半で大休峠に到着、ここには立派な避難小屋があります
小屋の中に入ってみるときれいに清掃されてチリ一つありません・・・管理されている人のありがたみが分ります
小屋は大きいので無理をすれば30人ぐらいは寝れそうです
大休峠は交差点になっていて、一向平からの道、船上山からの道、そしてこれから私たちが行く野田ヶ山と分岐している十字路ですね
ここで少し休憩をして、水を補給・・・TAMは二日酔いですのでもう0.5l飲み干してしまいました
時々ガスが流れる中にこれから行くユートピア小屋が小さく三鈷峰への尾根に見えますね、まだだいぶ距離はあります
さきほど川床で一緒だった地元の登山者とここでお別れして私たちは野田ヶ山方向に行くます

野田ヶ山へのブッシュ

野田ヶ山へのブッシュ

 

10:52 野田ヶ山の頂上

10:52 野田ヶ山の頂上

TAMはどうやら二日酔いも収まり少し楽になってきました
ここから野田ヶ山への登山道は急に悪路になります
ブッシュをかき分けてまるで薮こぎのようですね、道は何とか分りますが歩きにくいし、視界もほとんど開けません
しばらくは緩い登りですが、やがて少しきつくなりとピークに出ます
少し歩くと野田ヶ山の頂上ですが、もう消えかけた標識が1枚あるだけですね
少し三鈷峰へ視界が開けています

11:12 親指ピーク手前の尾根

11:12 親指ピーク手前の尾根

あいかわらずブッシュがひどくかけ分けながら、痩せた尾根を下りますと、正面に親指ピークがガスの中から見えて来ました
このコースで一番難所といわれているピークです

痩せた尾根に大きな岩が立ちはだかっていますね、このコースを縦走する登山者は少ないようですね、だれも出会いませんし、標識も全然ありません
踏み後を間違えないように進むしかありませんね

親指ピーク

親指ピーク

手前のピーク

手前のピーク

親指ピークの手前に少しきついピークがあります
ガスが時々流れて視界が悪い
慎重に親指ピークに向かいます

11:25 親指ピークからの下り 左手は百メータの崖、かなり怖い

11:25 親指ピークからの下り 左手は百メータの崖、かなり怖い

親指ピークにはロープが張ってあり、登りはさほど恐怖感はありませんが、下りは右手は崩壊していて、一気に落ち込んでいて高度感があり、ちょっと怖い
まだ木々が残っているので良く掴んで、ロープを頼りに下ります

11:35 ロープで崖を登る

11:35 ロープで崖を登る

 

11:40 振子山手前の崩壊

11:40 振子山手前の崩壊

親指ピークを過ぎると登りはきつくなり、2カ所ほどロープを頼りに岩を登ります
すると、川床で注意書きがしてあった振子山手前の崩落部分です
後から分ったのですが、迂回の道があったようですが、そのまま崩壊の上を通過することになってしまいました
かなり怖いですね、木々の上をなんとか這いずり回ってクリアできました

12:04 振子山

12:04 振子山

12:07 振子山からガスに包まれた象ヶ鼻

12:07 振子山からガスに包まれた象ヶ鼻

振子山の山頂は何も標識はありません、ガスの向こうに象ヶ鼻が見え、右手にはユートピア小屋が見えますね
痩せた尾根を歩いて下ってゆきます
左手には振子沢が広がっています
尾根から象ヶ鼻への登りに向かって一度、コルに下ります
灌木が過ぎると象ヶ鼻へ登りに寄りつきます・・・ここには大きな看板がありますが、標識は破損しています
2年前には駒鳥小屋から振子沢を登ってこの標識地点まで登りました・・・大雨の登山でした

12:14 振子山の尾根からの下り

12:14 振子山の尾根からの下り

12:42 象ヶ鼻からユートピア小屋

12:42 象ヶ鼻からユートピア小屋

象ヶ鼻には10名ほどの登山者が休んでいます
すぐ下ってユートピア小屋に行って昼食に・・・・大山寺でのお弁当は美味しい、運んできたビールも冷たくて美味しいですね
すばらくガスに吹き上げれる大山の峰を見ながらゆっくりとします

ユートピア避難小屋

ユートピア避難小屋

ユートピア小屋の前から大山を背景に

ユートピア小屋の前から大山を背景に

ダイセンキャラボク

ダイセンキャラボク

イワカガミ

イワカガミ

13:30 三鈷峰との分岐

13:30 三鈷峰との分岐

13:39 勝間ケルン

13:39 勝間ケルン

三鈷峰に登る予定でしたが、ガスが晴れないので今回はパスしましょう
上宝珠から砂すべりへ下って元谷に降ります

13:45 上宝珠

13:45 上宝珠

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13:52 砂すべり

大山の砂すべりは上宝珠から一気に流砂に乗って元谷まで下ります
しかしその後は瓦礫の中を歩くことになります
ようやく大山寺に下ってきました
タンネさんが迎えに来てもらい、川床まで車を取りに行き、岸本温泉ゆうあいパルで汗を流して広島に帰ります
タンネさんにはすっかりお世話になりました

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1件のコメント

  1. 久し振りの山登り・・・・天気が良かったら、なおいいのにねえ~。
    ブッシュの中で用をたしているところを撮らないでエ@@
    お兄さんもそこそこの登山経験者にみえますね。

  2. 親指ピークは、聞いた事があるだけで、まだ登頂した事がありません。
    又、機会があればぜひともタンネさんに宿泊して行ってみたいですね!!

    • 大山も本峰より周囲が面白いですね
      なかなか変化に富んでいて飽きません
      時間があえば又ご一緒しましょう

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