Windowsネットワークにおけるファイルの共有
- WindowsではNetBIOS名をIPアドレスに対応させてそれぞれのマシンを識別しています・・・・・・・ NetBIOS名とUNIXのホスト名は別の物です。
- 従ってUNIXマシンはWindows側から識別できるようにNetBIOS名を持っている必要があります。
また、Windowsの共有で個々のマシンはワークグループと呼ばれるグループに所属しています。 - ワークグループの外(他のワークグループ)であっても相手のマシンを直接指定すれば共有は可能です。
- UNIXマシンは通常Windowsマシンを識別できず、また自分自身もWindowsマシンから識別されないため、そのままではWindowsネットワークの共有には参加できません。
UNIXマシンの共有リソースへの認証はSambaサーバが行います。そのため予めSambaサーバに共有を行うUNIXユーザを登録する必要があります。
この時、UNIXのアカウント情報(ユーザ名、パスワード)とSamba利用ユーザの情報は同一でなければなりません
Sambaのインストールここでは、RedHat系/Turbo Linux に則したインストール方法を紹介します。まずは、念のためインストールされているSambaを削除します。 $ su – 次に、本誌のCD-ROMに入っているSambaのインストールします。 # mount /dev/cdrom これで、Samba日本語版のインストールは終了です。 バイナリパッケージが無いときのインストール方法 コンパイルには、CコンパイラやMake,patchコマンドなどの開発環境が必要です。 ①RPMの作成(RedHat系、Turbo系の場合) # tar xvzf samba-2.0.5aJP2.tar,gz <—-ファイルの解凍 (ディレクトリはどこでも構いません) ② RPMのインストール # cd /usr/src/redhat/RPMS/i386/ ③ RedHat系、Turbo系以外のSamba日本語版インストール # tar xvzf samba-2.0.5aJP2.tar,gz <—-ファイルの解凍 (ディレクトリはどこでも構いません) 上記の場合の、Sambaのインストール先は、/usr/local/samba/の下になり、以下の標準Linuxの構成と異なります。 以降の説明では、ファイルの場所を注意して読んで下さい。 ファイル名 説明 Sambaデフォルト インストール先 RedHat Linux系でのRPMによるインストール先 ——————————————————————————– Sambaの設定 起動方法は、 http://Sambaサーバ名:901/ です。 しかし、SWATはWindows版のMSIEかNetscapeで使用するようにしてください。 <SWATの動作に問題のあるNetscapeが含まれたディストリビューション> もし、SWATがまったく動かない場合は以下を確認下さい。 /etc/inetd.conf に swat行があるか確認下さい。もしなければ以下を行います。 /etc/inetd.confの確認 inetd に HUP を送信 /etc/pam.d/samba があるか確認下さい。もしなければソースのパッケージディレクトリからコピーします。 |
インストールが完了したら、sambaの設定に移ります。設定は”samba.conf”というファイルを操作して行うのですが、 Linux上で行うと多分ほとんどの方は”vi”というエディタを使うことになると思われ、それで時間をとられてしまいます。(まぁ、慣れてしまえば結構早いのですが)しかし、sambaにはそのような懸念は必要ありません。windowsクライアントから”swat” というwebブラウザを利用して、設定を行うことができるのです。
クライアントのブラウザを起動し、アドレスに http://sambaサーバ名:901 (サーバ名はホスト名かIPアドレス) と入力します。すると下のような画面になります。
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SambaによるWindowsとのファイル共有このドキュメントは古い情報です。 1.目的
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