LeT’s note HDD換装時の全コピー手順

Let's note CF-W5AWDBJR

Let's note CF-W5AWDBJR


さて、今所有しているCF-W5AWDBJRはHDDの容量が80Gでもう満タンになってきたので容量の大きいHDDに換装する必要が出てきたが、 NoteのHDD換装は難しい、特にLeT’s noteは一部特殊でなかなか難しいそうである
Panasonic Let’snote テンプレ Wiki のウエッブサイトでは詳しく説明してあるので、参考にして自分なりに理解してみることにする
HDDの換装の概要はクーロン機能のコピーツールを使って新しいHDDにリカバリ領域(隠し領域)を含めてコピーすることであり、HDDを換装後にFDD起動してコマンドによって、換装のHDDを認識させる必要がある、その 内容はFDDのMS-DOSでtoolsフォルダ内のmakebeerにオプションをつけて以下のコマンドを実行
C:¥tools¥makebeer¥copy | C:¥tools¥makebeer¥ndos | C:¥tools¥recvmode¥qnomal
ここまで実行すると可視状態だったリカバリ領域が隠れて、BIOSにリカバリの項目が現れることになる
ソフト的には以上の手順で換装はできるが、しかし物理的にはレッツノートはHDDの電源が特殊でありピンの加工が必要でハードルは高い
HDD換装の際にOS領域とリカバリ領域を丸ごと移行する手順を忘備録でまとめてみる
しかし、ネットオークションではPanaのHDD(320G)換装をリカバリーディスクが無くても¥16000程で実施してくれるサイトがあったので、この方が安全で確実かもしれない
なおリカバリーディスクの型番はCF-W5Aの形式はMK4-XP2J-MD (DFQM8344MA)となっている
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CF-W5AWDBJRの仕様
 CPU:Core2Duo U7500 1.06GHz | Chipset:945GMS | メモリ(max):512+512MB(1536MB)
 HDD:80GB 5400rpm | 無線:bga(W/J) | 対応DVD:±R/±RW/RAM USB接続 
 駆動:10時間 | 重量:1210g | 発売:2007/05

  • 必要機材
    • ハードディスクの交換は、クーロン機能のある完全なコピーが可能なツールのAcronis製MigrateEasy6.0以降またはTrueImage7.0以降
      ※TrueImage9.0初期Ver.はトラブル報告あり。最新の9.0Home版(build3884)推奨
    • ブート可能なUSB光学ドライブ
      ※MigrateEasy/TrueImageの起動FD(7枚組)でブートする忍耐力があれば光学ドライブ不要
      ※TrueImage9.0以降はメディアビルダでUSBメモリを指定→USBメモリから起動することも可(但しR3D/T2E以降)
    • ブート可能なUSBフロッピードライブ
    • 空のフロッピーディスク
    • 換装用2.5″HDD
    • USB-HDDケース(2.5″-PATA用)
      ※USAT-3チップ搭載品を推奨:玄人志向GW2.5KR-USB2.0、挑戦者SOTO-2.5XUBS
  • 換装前の作業
    1. HDD初期不良チェック
      • 換装用HDDをUSB-HDDケースに入れてPCに接続
      • [ファイル名を指定して実行]→[diskmgmt.msc]でディスク管理を起動
      • パーティション作成とフォーマットを実行。完了後に読み書きが行えればOK
      • 念のため不良セクタスキャンを行っておくと安心
      • HDDチェックが終わったら一旦シャットダウンする
    2. USB-HDDケース相性チェック
      • MigrateEasyのブータブルCDをUSB光学ドライブにセット
      • USB-HDDケースとUSB光学ドライブをPCに接続し電源ON
        [F2]を押してBIOSメニューに入る
      • 起動メニューに入り[USB CD/DVD]を最上位、[フロッピードライブ]を2番目に設定
      • 保存して終了し再起動。MigrateEasyが起動したらUSB-HDDが認識されているか確認
      • USB-HDDを認識しない場合はUSBポートを入れ替えて再起動してみる
        それでもNGならUSB-HDDケースを推奨品に買い換える
      • HDD認識チェックが終わったら電源をOFFし、USB-HDDケースとUSB光学ドライブを外す
    3. 起動用フロッピー作成
      • XPを起動してUSBフロッピードライブを接続
      • 「MS-DOSの起動ディスク作成する」をチェックしてFormatする
      • 完了したらUSBフロッピードライブを外す
    4. リカバリ領域可視化
      • エクスプローラの[ツール]→[フォルダオプション]→[表示]タグに入り、
        「すべてのファイルとフォルダを表示」を選択。「保護された~」のチェックを外す
      • [ファイル名を指定して実行]→[c:\util\oxp\tools\showRHDD.js]を実行
      • 再起動がかかるので[F2]を押して一旦BIOSメニューに入り、電源SWで電源をOFF
    5. HDDクローン処理
      • USB-HDDケースとUSB光学ドライブを接続し、MigrateEasyをCDブートで起動
        ※WindowsXP上でクローン処理を行うと失敗(Part75-781,787)
      • 「ディスクのクローン作成」を選択
      • クローンモード「手動」を選択
      • 移行元HDDを選択
        リカバリ領域にカーソルを合わせ、表示される容量を正確にメモ(R2/R3では3.003GBなど)
      • 移行先HDDは「移行先HDD上のパーティションを削除」を選択
      • 元のHDDの処置は「データを保持」を選択
      • 移行方法は「手動」を選択。「レイアウト変更を行う」をチェック
      • リカバリ領域を先にメモした容量で最後方に割当
        設定スライダの左端を動かして少なめの容量に合わせ、パーティションの▲ボタンで容量を調節するとよい
      • 余った領域をCドライブに再割当。パーティション分割を行いたい場合は未割当領域に必要容量を残しておく
      • 割当が完了したら「レイアウト変更を行う」のチェックを外して次に進む
      • コピー実行。完了したらUSB-HDDケースから換装用HDDを取り出す
    6. HDD換装
      • HDD換装を参考に、慎重に換装作業を行う
  • 換装後の作業
    • USBフロッピードライブを接続し、起動用フロッピーからブート
    • コマンドプロンプトから「c:」→「cd tools」を実行([:]入力はシフト+[;])
    • 「makebeer /copy」を実行。ここでエラーがでなければ成功
    • 「makebeer /ndos」→「recvmode /normal」を実行して*電源OFF*
    • 電源を投入して[F2]でBIOSメニューに入り、リカバリメニューが表示されればOK
    • 必要により起動順序を修正して保存
    • 初回起動時、換装HDDを新しいハードウェアとして認識。再起動で作業終了
    • 必要により[ファイル名を指定して実行]→[diskmgmt.msc]でディスク管理を起動し、未割当領域のパーティションを作成
    • 取り出した換装元HDDはUSB-HDDケースに入れて有効に活用
  • 補足
    • 「makebeer /copy」で「Invalid Partition Address xxx , expected=xxx」のエラーが表示された場合はリカバリ領域のクローン処理に失敗している。対策としてはオリジナルHDDをUSBケースに入れて逆向きに再度クローン処理を行う。このときリカバリ領域の前に空き領域を▲ボタン1押分確保することでトラブル解決の報告がある(Part139-854~886) ※TrueImage11と特定HDDとの相性?
    • TrueImageでクローン処理を行うと[元のCドライブ]-[未割当領域]-[リカバリ領域]となる場合がある。これはリカバリ領域をシリンダ境界に配置するために生じる。この状態が気になる人は換装後リカバリメニューから「工場出荷状態に戻す」を行うと[元のCドライブ]+[未割当領域]の容量でCドライブが生成される。

参照ウエッブサイト Panasonic Let’snote テンプレ Wiki

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